子宮頸がんやヘルペスなどの感染症と自然治癒

主に性行為によって相手からウイルスや病原菌などに感染して起こる病気のことを、性感染症、略称でSTDなどと呼んでいます。
こうした病気にはさまざまな種類がありますが、たとえば現在ワクチンの接種などによる予防措置が盛んに行われているものとして、子宮頸がんがあります。
子宮頸がんもがんの一種ですが、実はHPVと呼ばれるウイルスに感染したこと発症の引き金になるということがわかっており、多くは性行為によって感染することから、性体験のある若い女性などを中心として子宮がん検診が行われるのはそのためといえます。
もっとも、このHPVに感染したからといって、かならずしも子宮頸がんになってしまうかといえばそうではなく、がんの前段階として異形成上皮と呼ばれる状態になったとしても、免疫力によって自然治癒してしまうことが多くみられ、自然治癒せずにがんに発展するのは、実はごくわずかであるということができます。
また、同じように性感染症のひとつとして、性器ヘルペスと呼ばれるものがあり、これも性行為によりヘルペスウイルスへの感染が原因となって、性器やその周囲に小さな水ぶくれが症状としてあらわれるものです。
ヘルペスウイルスそのものはありふれたウイルスで、この病気のなかまは放置しておいても水ぶくれがかさぶたになり、自然治癒してしまうこともあるのですが、性器のようにデリケートな部分できた場合、痛み、かゆみがひどくなってしまうことがあります。
特に、おとなになってからはじめて感染したケースでは、痛みや発熱などが重くなるケースが多いため、自然治癒を待つのではなく、病院などで抗ヘルペスウイルス薬の処方を受けて治療するのが適当といえます。

ページトップへ